パリでこんなの、食べてます。

2015年末からパリ暮らし。パリで食べるのはフランス料理だけじゃない、あの国この国の味を求めて彷徨う、日々是、パリめしへの道。

お得すぎる肉ランチ「Biondi」

スマホに外食の写真がたまる一方…そしてまたこうやって、まとめてガーっと上げるんだなー、まあいいか個人のブログだし。 記憶力低迷中の私には自分の「パリごはんMAP」が必要なのだけれど、UPしていかないと自分が使えない。がんばれ自分。

以前、お得で人気のランチを食べに行ったのにも関わらず、グランドメニューを頼んでしまったアルゼンチン料理「Biondi」。 先日、たまたま近くに用事があったので、一緒にいた友人を誘い「今度こそランチメニューを!」と決意して行ってみた。

12時半くらいだったので混む前、むしろ空いている時間帯。予約なしでも大丈夫。 今回は迷わずランチメニューを。前菜とメインは2つから選べるタイプ。 メインは肉にするので、前菜はサーモン。普通に美味しい、そしてボリュームがすごい。 既にこの時点でフランス人も「お得」という理由が見えてくる感じ。

メインは牛、ではなく豚さん。 豚の頬肉、皮はもう見た目通りパリパリに、お肉自体はしっとり柔らかく。マッシュしたポテトとソースに絡めて美味しくいただく。友人も絶賛しながらもぐもぐ。豚肉を選んだ理由は「頬肉おいしそう」と「疲れているからビタミンB」。結果的に大正解。

ちなみにサラダはわさっと盛られた葉っぱをシェア。 美味しかったねー、ではお会計を…とお店の人にいったら「あら、デザートがあるじゃないの」と。そうそう、デザート! イチゴのソースがかかったパンナコッタみたいなやつ。アルゼンチン料理のお店のオマケのデザートだしな、と思っていた以上に美味しかった。 そしてこれでお会計が、たしか13.5ユーロ。「前菜+メイン+デザート」のパリプライスを思うと、かなり安い。そして美味い。

いつも思うけど、近所にあったらなーという感じ。 このお店、かの人気セレクトショップ「メルシー」の近くにあるからか、日本人も結構来るそうな。

「Biondi」 118 rue Amelot, 75011 Paris

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雰囲気も味も、また行きたくなるビストロ@「Will」

引越し準備に追われた5月。ちょっと落ち着いたので、7月以降の来客に向けて、新しいビストロやレストランに行かねば!と鼻息も荒い私。

先日、私のグルメ師匠Cさんを誘い、下見を兼ねてのランチへ。「この中で行ったことがないお店ありますか?」と彼女に連絡すると、12区の「Will」がまだ未開拓とのこと。ここは3月にオープンしたばかりのお店で、友人がフランス人家族と一緒に行ったら「みんな大満足だった」と言っていて気になっていたお店。Cさんも何度か行く機会を逃していて「行ってみたい」ということで、いざ。

以前、ここはウィリアムさんがやっていた「Will」というお店だったと、近所に住む人の談。名前もそのまま、日本人シェフとパティシエの奥さまが引き継いだらしい。

店内写真を撮りそびれたのだけれど、日本ならオシャレなカフェの風情。そして、日本語で質問できるのがありがたいなー、ほんとありがたい。使わなくて良いなら、英語もフランス語も放棄したい私、ダメ子と言われても構わない。

昼でもやっぱりワインだよねってことで白を。メニューに豚足のコロッケを見つけ、2人で「大好き!」と意見が一致して2つオーダー。 f:id:kanakanamm:20180614000853j:plain コロッケなのに、見た目が繊細で美しい。中はクリーミーでとろとろ。ぱくっとひと口でいくのはもったいないので、丁寧にいただく。

私が頼んだ前菜。このグリーン、まるで抹茶の様だけど抹茶ではなく、なんとかっていう葉っぱだったけど名前を失念(というか、いつも名前や素材を簡単に忘れる私)。 f:id:kanakanamm:20180614000844j:plain ふわっとしたキクイモ、口の中でとろり。そしてこんなに濃いグリーンなのに、強い風味などはせず、逆に見た目のインパクトよりも、やさしい「野菜の甘い味」がしたことに衝撃。ソースはパンにつけても、おいしい。

こちら、メインは鶏肉でフォアグラを巻き巻きしたもの。 f:id:kanakanamm:20180614000840j:plain このソース、バルサミコが効いているのか、日本人にはちょっとおしょう油の風味を感じてとても美味。やわらかいキャベツとあわせて、とろけるようなフォアグラに、柔らかいお肉の質感。これも、ガブリといきたい気持ちをおさえて、ソースと野菜と絡めながらいただく。カンパーニュとの相性も抜群。

ワインを2杯のんで、すっかりくつろいじゃった私たち。「ゆっくりしていってくださいねー」という言葉に、どっぷりと甘えてゆっくりとデザートへ。 f:id:kanakanamm:20180614000849j:plain 2人ともミルフィーユをチョイス。、その場でかけてくれる仕上げのイチゴソースに、ひたすらテンション上昇↑↑ こういうプレゼン、パリパリの生地、酸味も効いたイチゴソース、間違いないおいしさ。

お料理は本格的なフレンチ、でも堅苦しい雰囲気がないうえ、日本人ならではのきめ細やかさを感じる味わい。フランスで、ここ数年の日本人シェフの目覚ましい活躍は本当だなとこちらのお店でも実感。そして、この話をしたことでT君も興味津々につき、この週末も行っちゃう予定。

「Will」 75 Rue Crozatier, 75012 Paris

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シーフードを好きな食べ方で「Mobilis in Mobili」

相変わらず貝が好きで、牡蠣が好きで、海老も好き。T君は海鮮は大好きだけれど「貝と牡蠣と甲殻類にそこまで愛情はない」んだそうで、私もせっかくなら貝類と甲殻類に愛情たっぷりな人と食べに行きたい。で、貝仲間の友人N登場。 ちなみに彼女のパートナーは「貝類と甲殻類は無理すれば食べられる」というくらい、それらに愛情はないらしい。

本当はNが行ってみたいお店があったのだけれど、事前に定休日と分かっていたので別のお店を探すことに。で、以前から前を通っていて気になっていたここに決定。 レアルの近くの「Mobilis in Mobili」。見た目も店内もオシャレなシーフードのお店。この日は天気が悪かったからか空いていたけれど、いつもはテラス席も結構な賑わい。

メニューはこんな感じ。 牡蠣や貝類の盛り合わせもあるし、サイドメニューもいろいろ。え、これ生でいけるの?という貝もあったりして。ロブスターの存在感が目立っているメニューは、ロブスターサンド。最近流行ってんなーロブスターサンド。

素材と調理方法が選べるメニューも。 ほーお!これはいいね!テンション上がるねー!どうしようかー!やっぱりこのテのものは、好みが共通していないとね。でも一応「この貝は生で食べても大丈夫ってことですよね?」とスタッフに確認。「えーとえーと」と悩むスタッフ。残念ながら若いスタッフ、貝についての知識なし。まあ大丈夫でしょう。

まず登場したのが、貝の盛り合わせ(生)。 来た途端、びゅーーーん↑↑とテンションが上がる私たち。 牡蠣は3種類。どれも実、味ともにしっかりしていて、予想以上に美味しい。お供はやっぱり白ワイン、デキャンタで。うれしい、おいしい、幸せ。

生でいけるんですか?と訊いたマテ貝。Nが最初にナイフを入れたら、ナイフに貝殻が食いついてきた、ということは鮮度ぴっちぴち、つまり生きてるー! 「やばい、生きてるー!」とNがナイフを持ち上げたら、貝も持ちあがる…「貝の頸動脈的なところってどこだろう?!」とN。そんなものわかるわけがない、でもこれを食べるには一気にいかないと。で、私が有無を言わさず、サクッと貝の隙間をナイフで開けて、ぱくっと。それを見て、Nもサクっといって「うまい」と納得。このくらいの鮮度じゃないと、美味しくないのかも。で、それを食べながら「白魚の踊り食いってあったよね?」と。韓国でも、なにか踊り食いみたいなのがあったような。

で、箸休めにときどきバゲット。 家では日本式のごはんだけど、こういうものを食べるときは、圧倒的にバゲットが美味しい。なぜだろう?やっぱりこれが食文化ってやつなのかな。

手前がホタテ、こちらは塩コショーの仕立てで。海老はココナツカレーソースで。 海老とカレーソースってテッパンの美味しさ。ソースにバゲットをつけて食べても良し。ホタテはデセールも凝っていて良い感じ。ここにポテトのフリットをつけて、全体のバランス◎。

で、今回。まずNのグルメアプリのポイントが貯まって10€引き、さらにアプリから予約して30%引き。 お会計を見たら、びっくり1人15€。パリでは破格。 貝の盛り合わせ、海老、ホタテ、ポテトのフリット、ワインをデキャンタで… クーポンってすごいと再認。 お店はオシャレだし、美味しいし、元の値段もパリにしては安いと思うし、これはアリ。1点気になることといえば、アルバイトと思しきスタッフがたどたどしすぎること。どう見てもまだ食べている最中のものを、さげていいですか?とかいってくるし。スタッフの対応が…と書いてあった利用者の評価はこれのことだったのかしら。ま、それ以外はよかった。

「Mobilis in Mobili」 94 rue saint denis 75001 Paris

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トルコスープの専門店「Mardin Corba salonu」

その昔、吉祥寺の古本屋さんで、漫画家・高橋由佳利さんのエッセイ「トルコで私も考えた」を見つけて以来、ずっと愛読していることはもちろん、「いつかトルコへ行ってみたい」と思い続けているワタクシ。

パリに住むことになったとき、やったートルコ近いじゃん!と思ったのに、今情勢が良くないということで、なかなか行くタイミングがない…まあ、パリも情勢はいいわけじゃないけれども。

「トルコで私も考えた」は、外国生活をする私にとって「水曜どうでしょう」(DVD)と同じくらい、自分を奮起させるためのマストアイテム。というか、長年読み続けていたので、トルコ語やトルコ料理やら、フランスよりよほど関心を持っていたから、パリでトルコのスープが飲めるお店があると知った時には心が躍りまくった。

そのお店「Mardin Corba salonu」はストラスブール・サン・ドニの駅近く、サンドニ門の近く。 トルコではお酒を飲んだ後、シメにスープを飲むと聞いていたので、ここはひとつ、お酒を飲んでからここへ寄って、スープを飲んでから帰ろう!と、以前友人とこの界隈で一杯飲んでから向かったら、思っていたより閉店時間が早く(というか、どうやらその日が早かっただけらしい、パリあるある)、「持ち帰りならいいよ」とお店の人に言われたのだけれど、いやいやそういうことじゃなくてね…と出直すことにしてのリベンジスープ。

店内にはイスとテーブルがちょっと並んでいて、長居する感じではなく、さくっと食べてさっさと出て行くスタイル、スープだから。カウンターだけのラーメン屋のイメージ。 f:id:kanakanamm:20180516063448j:plain キッチンが見えていて、大きなお鍋いっぱいにスープが煮えている。何にしようかなー、食べたことないけれど名前は読めるし、どういうスープか分かるのは「トルコで」を長年愛読しているタマモノ。

友人は「ひよこ豆のスープ」 f:id:kanakanamm:20180516063440j:plain 豆のとろりと、時にどろりとした舌触り。まさにやさしい味わいそのもの。添えてあるレモンを絞ると、ぐっと味が締まるのだから不思議。

私は以前から興味があった「ヨーグルトのスープ」 f:id:kanakanamm:20180516063452j:plain ホルモン系のスープと迷って、なんとなくこちらをチョイス。そしてこれ、温かいor冷たいを選べて「じゃ、温かいのを」と頼んだら、友人がびっくりしていた。すくうと底の方に、豆とお米。味はさっぱりしているけれど、ほのかーにコクがあるのは、なにか香辛料が?いや、ヨーグルトだから?友人がひと口食べて「食べたことがあるような、、昔、、」とつぶやいていた。なんとなく懐かしい味、ともいえるようなクセになる不思議な味。 ここにもレモンを絞ると、これまた美味しい。テーブルには唐辛子の粉とか、ニンニク入りのオイルとか、塩コショウも置いてあるので、自分でカスタマイズOK。

これがテーブルの真ん中に山盛りになっていて、わさっと手づかみて自分の席へ持って行く女子発見。 f:id:kanakanamm:20180516063444j:plain 青唐辛子。おお!本に出ていた!これをかじりながらスープを飲んだりするらしい。パンもカゴにどんっと出てきた。青唐辛子はどう考えても辛いので、いくら辛いのが平気な私も、今回は遠慮しておく。深夜のヨーグルトスープ、ここに生の青唐辛子が加わったら、鋼鉄と言われる私の胃もどうなるかは予測不能だし。

パンが付いてくるので、ランチでも全然OK。そして本場で食べたことはないけれど、きっと本場の味わいに違いない(根拠なし)。もともとスープ好きな私、他のスープ制覇に、心燃える!!

「Mardin Corba Salonu」 19 rue du faubourg Saint-Denis 75010 Paris

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まさかここで、洋食ランチ「神谷バー」@浅草

一時帰国中は、人に会う回数分食べたり飲んだりして、それが続いたりすると「消化できていないところへかぶせてかぶせてー」で、体重は増え、胃は荒れる。 でも、ここで食べなくてどこで食べる?! と私の魂が叫ぶから、全てのリセットはパリの課題にして、日本を存分に楽しむことにしている。

今までなぜか行ったことがなかった、浅草の神谷バー。デンキブランが有名な、あそこ。 ここにランチへ行ってみたいということで、いざ。

2階が洋食になっているとは、知らなかった! この、心踊る洋食ラインアップ。場所柄、つい食品サンプルをじろじろと見てしまう。店内はむかーしむかしのデパートの食堂といった趣。いい。こういうの大好き。

私たちはビアランチ。その名の通り、ビールが1杯つく。 ちなみに「ぶどう酒」も付けられる。後から見たら、神谷バーオリジナルワインなるものがあるんだそうな→1階の入り口横、店頭で購入可。

日替わりランチはこんな感じ。 1プレートに、ライスかパンが付く。 この日のメインはメンチカツとエビフライ。 そしてビール1杯ついて、確か800円ちょい。 美味しい、充分なクオリティ、コスパ最高。 にしても安い…大丈夫かニッポン。パリの物価は高すぎると、在仏日本人の間では常々ブーイングなのだけど、日本はちょっと安すぎるのではないかと心配になる。でもうれしい、すごくうれしい。ありがとう神谷バー!!

ところで、今半本店の反対側あたりにあるこちら。一瞬、三味線習えるのかと思ったら、三味線聴きながら食事ができるらしい。 欧米人がとっても好きそう。でも私も興味津々。いつか行ってみたい。

そして、浅草仲見世商店街の賃料値上げ問題は決着がついたらしい。まあ色々事情があるにせよ、確かに賃料月3万円弱って、破格に安いもんねえ。

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パリにもあった!美味い参鶏湯!「Hang A Ri」

パリに住んで納得したことは、「中華料理」と「韓国料理」は「中国人」と「韓国人」が店をやっているから、あまり大きなハズレ(の味)がないということ。「和食」の店は日本人ではない場合が多いから、大きなハズレ(の味)があるということ。

我が家は外食でもアジアめし率が高いのだけれど、上記の理由から、和食を食べるときは「日本人が包丁を扱う店」と決めていて、それ以外はハズれないように中華や韓国料理を食べに行く。

先日、仕事で在パリ7年の韓国女子と一緒だったので「参鶏湯の美味しいお店知ってる?」と訊ねてみた。パリにも大抵の韓国料理があるけれど、参鶏湯にはいまだ出会っていない。以前、やはり別の韓国女子に訊いたのだけれど「家で作ることが多いなー」と言われてあえなく終了。

参鶏湯は、鶏以外の漢方やもち米が袋入りで売っているので、その気になれば作ることはできる。しかもパリは鶏一羽売りしているので、ヤル気さえあればできる。でも私はそんなヤル気はない。韓国女子Jちゃんは「ハンアリが一番おいしい。あそこはおいしいよ」と教えてくれた。ハンアリ…あ、お店は見たことある。ピラミッド近くのアジア系のお店が集まった場所にある韓国料理屋。

そしてT君と行ってみた。2人とも参鶏湯、そして写真を撮り忘れたけれど、キムチと豚肉を炒めたものも注文。これがすごーく美味しかったので、参鶏湯にも期待が高まる。

こちらが参鶏湯、18ユーロ。パンチャン6皿付き。 ストレートにはっきり言うと、すごく美味しかった!これが出てくるまで、ソウルを離れて以来、一度も参鶏湯を食べていないというT君が「圧力鍋で今から煮るんだろうか」とか「いくつも鍋を並べてもともと煮こんでいるわけじゃないよな」とかいろいろ言っていたのだけど、登場した参鶏湯は、お肉が柔らかくてスープがとろとろで、ちゃんとしっかり、参鶏湯だった。そう、スープが濃厚だった。これはかなり点数が高い。

おばちゃんがお皿を片付けに来た時、T君が韓国語で「本当に美味しかったです」と言うと「本当に?!」と、おばちゃん、笑う。その後も何度も「本当に!?」と言っては笑っていたけれど、きっとそんな感想を言う人いないんだろうな。

でも「本当に」美味しかった。疲れた時、風邪の引きかけの時、あとこれから暑くなって夏バテしたとき、ここはテッパンだな。教えてくれてありがとう、Jちゃん!

「Hang A Ri」(ハンアリ) Rue de Louvois

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おいしい魚、フランス風で。「BELLE MAISON」

何カ月ぶりの「パリでこんなの」。全然UPしていないけど、相変わらず結構、そこそこ外食率高し。 外食のうちわけは、多忙につき、旅行だのお出かけだのが少ない我が家では外出=外食だから。そして、友達と近況報告を兼ねての外食。

先日、コレを読んでパリ旅行中の食事の参考にしてくださったという方がいるのを知ったので、またぼちぼちupしていこうと決意表明。

フードジャーナリストCさんが「おいしい魚料理」か「おいしいフレンチ」のどっちがいい?と提案してくれたので、お言葉に甘えて私の魚の気分を優先。で「BELLE MAISON」へ。 f:id:kanakanamm:20180508180258j:plain 位置的には、オペラを東の上の方へ上がった感じ。この辺りは美味しいお店が多い。

予約しておいてくれたのだけど、相変わらず1番客。 f:id:kanakanamm:20180508180307j:plain パリ(フランス)は夕飯のスタートが遅いので、オープン19時とか19時半に行っても、ガラガラだったりする。で、20時くらいにわーっと人が増えるパターン。

だから、特にフレンチやイタリアンで18時台にオープンするお店ってすごく少ない。腹ぺこタイムが18時台の日本人には悲しい。(アジア系の店は18時台にオープンするところが多い) f:id:kanakanamm:20180508180418j:plain そんなわけで、こちらは19時半オープン。予約しても1番客なので大抵どこに行っても「好きな場所に座っていいよ」と言われる。この日も、ごたぶんにもれず…。

Cさんが到着し、ワインを選んでもらう。写真を撮り忘れちゃったけれど、この日はサヴォアの白。ちょっと琥珀色していて「これはおいしい」と2人でうなづき合う。後味がしっかり残るタイプ。冷えた白、夏だねー(まだ5月だけど)。

私がオーダーした前菜はカニのカネロニのなんとかってやつで f:id:kanakanamm:20180508180432j:plain 大根みたいなものでカニを巻いた、こちらも初夏っぽい爽やかな一皿。サラダ仕立てな感じ。スプーマされたソースが、また美味。

Cさんオーダーの前菜。 f:id:kanakanamm:20180508180439j:plain ちょっといただいたらエビとグレープフルーツの取り合わせが、個人的にかなり好みだった。

メインのお魚。私はヒラメ、Cさんはボラ。焼き方とソースなどは同じだったので、見た目も完全に同じ。表面こんがり、中はしっとりと焼き上げた白身に、クリームソース。 f:id:kanakanamm:20180508180449j:plain 魚はまるまると食べごたえがあったのだけど、予想以上の小骨に悪戦苦闘。口の中に刺さりまくり、なかなか食べ進めない、どんどん食べたいだけに悲しい。ボラにするべきだった…。

いまさらだけど、やはりフランス料理って盛り付けがシャレている。もちろん、日本でもいまどき素敵な盛り付けは当たり前だけれど、魚料理というとどうしても「焼き魚」「煮魚」をイメージするので。あ、「刺し身盛り合わせ」という素晴らしい盛り付けがあったわ イン ジャパン!

せっかくなのでデザートを!  f:id:kanakanamm:20180508180458j:plain 細切りのマンゴー、あまりマンゴー好きではないので登場した時に「しまった」と思ったのだけど、これは美味しかった(そうか、細く切ると、私、マンゴー大丈夫かもしれない)。そして、かなりシャーベット状のミント(とバジル?)ソルベが、甘さも風味も最高↑↑ フレンチの食後にぴったり。フレンチの食後って、みんなあまーいのがっつりいったりするけど、こういうのでさっぱりすると、やっぱり私日本人だわと思う。

Cさんいわく、パリの魚料理のお店の中でも、ここは美味しくてリーズナブルだそう。まあそれでも、日本に比べたら全然高いけどねーとも。それはどのお店にもいえること@パリ。

広々とした2Fもあり。今回、帆立を食べそびれてしまったので、次回はぜひ帆立をいただきたい。

「BELLE MAISON」 4 rue de Navarin,75009 Paris

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