パリでこんなの、食べてます。

2015年末からパリ暮らし。パリで食べるのはフランス料理だけじゃない、あの国この国の味を求めて彷徨う、日々是、パリめしへの道。

近年、アルゼンチンステーキが人気らしい「Unico Amelie」@7区

うちの近くにステーキハウス、グルメなパリジャンが「美味しいよ」と言っていたので気になっていたものの… 常に「お肉カモン!」のT君と「ステーキ食べるのは肉気満々のときじゃないとなー」の私。なかなかお互いの(っていうか私の)肉タイミングが一致せず、時はながれ…

とある週末、店の前を二人で通りがかったときに「このままタイミングを測っていたら機会を逃すかも」と思い、私の「肉気」を一気に上げて立ち寄ってみた。

「Unico Amelie」(resuto-unico.com)

f:id:kanakanamm:20170701055944j:plain Unicoという名のアルゼンチンステーキのお店は多いらしい。とりあえず入ったらガラガラ。あれ、いつも混んでいるのに?訊いたら「予約でいっぱいよ」とのこと、あーやっぱりタイミングが違ったか~…と思ったら「ちょっと待って!」とお店の人。他のスタッフに確認したら「キャンセルが出たから2人OKよ」と。おぉぉー、タイミング合ってたのね!

f:id:kanakanamm:20170701055424j:plain で、オープンまであと20分あるから、座って待ってていいよとのこと。メルシーボーク。店内に漂うアルゼンチン感。よくわからないけどなんとなくそんな気がする。

f:id:kanakanamm:20170701060156j:plain 待っている間、ビールは出してくれたのでひとまず乾杯。さて、ここからが問題。

f:id:kanakanamm:20170701055528j:plain メニューを開いたら、そこには部位と思われる名前が。部位は図解してあるからまだいいけど、前菜名とか当然わかるわけない、だってそこにはフラ語とアルゼンチン語。フランス語も危ういのに、アルゼンチン語ってなに?私が知るアルゼンチンといえば、「アルゼンチンタンゴ」と小説「アルゼンチンババア」だけ。

で、どうしたかというと、オープンまで時間があったのをいいことに、ひたすら二人で分からない言葉をググる。アルゼンチンステーキとか、アルゼンチン名物とか、アルゼンチン料理で食べるべきものとかググりまくる。電波が悪いので、途中から音の響きでイメージする「妄想料理」に近くなって来たりしたけれど、なんとかメニュー決定。

f:id:kanakanamm:20170701055820j:plain こちら、前菜に頼んだもの。サモサっぽい感じ。さすがアルゼンチン前菜、お酒に合う。そして美味しい。

f:id:kanakanamm:20170701055702j:plain 野菜のグリル。大胆な井出立ちだけれど、これもなんだか美味しかった。フランス人の肉食生活には、葉っぱサラダが欠かせないけれど、がつっとしたステーキには、こういう野菜のグリルもいいよなーといいながら食べる。

で、私はグラム数が少し控えめだったヒレ肉。 f:id:kanakanamm:20170701055837j:plain こちらのお肉は血抜きしていないので、肉肉しいパワフルな味が特徴。思っていたよりずっと柔らかくてうまい。f:id:kanakanamm:20170701055911j:plain 付いてきたいろんなものを付けて食べる。前菜のソースかもしれないけどこの際気にしない。肉味が濃いから、いろんなソースを試したくなって、いろいろ付ける。 T君はサーロインを。うまいうまいとすごい速さで食べ切っていた。さすがエブリタイム肉カモン!だけのことはあるわ。

20時くらいにあっという間に満席になって、店の片隅では、なぜか立食パーティーみたいなのがスタート。ちゃんと人数分のイスがあるにもかかわらず、だれも座らない謎の会。二人で肉を口に運びながら、狭いスペースでの謎の立食パーティーから目が離せず、帰るまでチェック。

お店の人が「私もアルゼンチンから来たばかりでフランス語は勉強中なのよ、お互い頑張ろうね」と言ってくれたけれど、きっとすぐに上達するんだろうなー… 

※パリでは近年、アルゼンチンステーキがブームだとか。興味がある方は「アルゼンチンステーキ パリ」とググれば、いろんなお店が出てくるので参考に(人頼み)。私もほかの店にも行く気満々(人頼み)。

http://www.resto-unico.com/accueil/

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