パリでこんなの、食べてます。

2015年末からパリ暮らし。パリで食べるのはフランス料理だけじゃない、あの国この国の味を求めて彷徨う、日々是、パリめしへの道。

パリで流行りのフュージョン中華、オープンしたばかりの「CAM」へ。

恐ろしいことに4か月ぶりの更新。 その間、どれだけ外食してきたか…自分の参考のためのメモのはずなのに… 2018年1月もそろそろ下旬に差し掛かるけれど、新旧織り交ぜて更新頑張ろう、自分。

最近パリは、フュージョン中華がちょっとしたブームらしい。先日、友人でありライターの大先輩Cさんにお誘いいただいた「CAM」もその1つで先月オープンしたばかりだそう。f:id:kanakanamm:20180116005116j:plain 19時の予約で19時に到着すると、1番客で大体こんな感じになる イン パリ。「あ、えーと、予約してある?」「2名ね、どこでもいいよ。あ、そこがいい?じゃ、そこに」とアバウトに通してくれる。パリでは時間通りに到着すると、予約は〝席のリザーブ〟じゃなくて〝好きな席を選べる特権〟ということがよくある(日本もか)。そしてオンタイムでも絶賛、オープン準備中。 「今メニュー出しているからちょっと待ってね」とスタッフ。カウンターにプリンタが置いてありこちらも絶賛、プリントアウト中。

ワインリストとメニューと、取り皿。 f:id:kanakanamm:20180116005228j:plain メニュー数は少ないと聞いていたけれど、なるほど、少ない。でも、気になる食材の組み合わせに、どうしようかー、それぞれのジャンルから選ぼうかー、魚もいいけれど肉かなーと迷う。写真がないので説明を聞いて、あとはイメージ。前菜的なもの、ツマミ的なもの、メイン的なもの…足りなかったら追加しようということで、ワインはシャルドネ(白)を1本。

雲丹はフランス語で「oursin」なのに、メニュー名の中にわざわざ「uni」と表記してあり、気になってオーダーした、これ。 f:id:kanakanamm:20180116005248j:plain 韓国の茶わん蒸し「ケランチム」をほうふつとさせるビジュアル。そしてあんかけの中にuni発見!確かに、茶わん蒸しに雲丹がのっていてもおかしくないけれど、なんだか新鮮。食べてみると、卵の食感は予想以上にふわふわ。口当たりもなめらか。まさにスフレ状で、とろりとしたあんかけと雲丹のアクセントが絶妙。うまい、すんごいうまい。

ところで、一般的な韓国の食堂で出てくる「ケランチム」を、よくみんなが「ふわふわ」というけれど、4年8カ月ソウル在住の間、私は「ふわふわ」と思ったことは一度もなかった。確かに日本の茶わん蒸しとは別物で、器を直接火にかけて一気に過熱するから、ぶわーっと膨れてやってくるので、アツアツでぶわっとしてはいるけれど。だから私は「ぷわっとしてる」とか「ぶわっとしている」とは言っていたような気がする。

話を戻して、次にやってきたのはイカ。 f:id:kanakanamm:20180116005301j:plain イカは生なんだけれど、温かいソースとの組み合わせが面白い。ソースは海藻かな?ソースの使い方にフレンチを感じながら、上には天かすみたいなのがかかっていて、その食感が楽しい。「これも美味しい!」と2人で大絶賛。ワインにも合う。きっと焼酎の水割りにも合う。

牛肉にキムチとネギとしょう油風味のソースがかかっている一皿。 f:id:kanakanamm:20180116005318j:plain 写真は撮らなかったけれど、レタス(サンチュではない)が付いてきたので、巻いて食べてもOK。これはまさに韓国風、だけどソースはしょう油ベース。これはとっても日本人好みの味。ごはんを1つ頼んで大正解。ハイボールにも合うだろうな。

お決まりの、20時過ぎたらいっぱい状態。 f:id:kanakanamm:20180121232716j:plain 赤ワインを1杯ずつ追加して、肉とともにいただく。取材の下見を兼ねていたCさん、お店の方に早速アポ入れ。途中、お店が混んできたときにシェフらしき男性がお皿を持ってきてくれたのだけど、Cさんが訊ねたら、韓国系香港人だそう。なるほど。

今回食べたどのメニューも丁寧に作られていて、美味しく、雰囲気も明るく賑やか。日によってメニューも替わりそうなので、またぜひ行ってみたいお店。

「CAM」 55 rue au maire 75003

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