パリでこんなの、食べてます。

2015年末からパリ暮らし。パリで食べるのはフランス料理だけじゃない、あの国この国の味を求めて彷徨う、日々是、パリめしへの道。

パスタとソースのベストバランス「La Lancetta」

「イタリアンが好き」と、ひと言でいってもいろいろあるけれど、日本人でイタリアン…パスタ(それが和風きのこスパゲッティであっても)やピザやリゾットが嫌いな人は、あんまりいないんじゃないかなあと思う。え、違いますか?もちろん、好きじゃないという人もいるだろうけれど。フランスはイタリア系、イタリア移民も多いそうで、だからイタリアンレストランも多いんだとか。

ボンマルシェの近くで夕飯を食べることになり、そのとき猛烈にパスタが食べたかったので、評判が良い「La Lancetta」へ行ってみた。お店はキッシュが人気のカフェ「Mamie Gateau」の並び。 こじんまりした店内の後方にカウンターと、ソファ席の上には本棚。シックだけど全く堅苦しさがなく、スタッフが気さくで英語堪能なのがありがたい。

ワインを1杯ずつ頼んで、前菜は2種類。 f:id:kanakanamm:20180116005803j:plain モッツァレラブッファーラにバジルペーストとトマト。間違いない一皿。 f:id:kanakanamm:20180116005820j:plain 生ハム、赤身にぎゅっとレモンを絞ってルッコラと一緒に。おいしい、生ハム大好き。でも当然それなりに塩味があるので、一人でひと皿全部は私にはキツい。で、T君のモッツアレラと半分ずつシェア。T君は「俺、別に交換せんでもええねんけど…」と言っていたのを強制的に。

このお店、前菜の盛り合わせが人気らしく、本当は頼みたかったのだけれど、この日は2人だったうえ、お酒もそんなに飲むつもりがなかったのでオーダーせず。

T君オーダーの「Scaloppina tartufata」 f:id:kanakanamm:20180116005901j:plain 麺のかたさ、クリームの濃厚さ、トリュフの香りまで、T君にとってのベストバランスだったらしく「うまい、これうまい、うまい」と食べていた…ので当然、ひと口もらう。うん、美味しい!塩加減も絶妙。トリュフの香りとクリームのコク、こんなにしっかりしているのにもたれない。クリームパスタ好きにはたまらない。

私は「Linguine frutti di mare」 f:id:kanakanamm:20180116010147j:plain 海の幸のトマトソース。こちらも具がたっぷりで麺のゆで加減もちょうどよく、ソースが全面に出過ぎずいいバランス。パスタは分量的に麺がメインになるので、味や具材とのバランスって本当に大事だなと、美味しいパスタを食べるたびにそう思う。

初訪問で大満足。T君は「もう一皿おかわりいけた」といっていた。私はリゾットも気になるところ。近々、友人たちとあの辺りでランチ予定なので、お店はここに決まり~。

「La Lancetta」 72 Rue du Cherche-Midi, 75006 Paris

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