パリでこんなの、食べてます。

2015年末からパリ暮らし。パリで食べるのはフランス料理だけじゃない、あの国この国の味を求めて彷徨う、日々是、パリめしへの道。

パリにもあった!美味い参鶏湯!「Hang A Ri」

パリに住んで納得したことは、「中華料理」と「韓国料理」は「中国人」と「韓国人」が店をやっているから、あまり大きなハズレ(の味)がないということ。「和食」の店は日本人ではない場合が多いから、大きなハズレ(の味)があるということ。

我が家は外食でもアジアめし率が高いのだけれど、上記の理由から、和食を食べるときは「日本人が包丁を扱う店」と決めていて、それ以外はハズれないように中華や韓国料理を食べに行く。

先日、仕事で在パリ7年の韓国女子と一緒だったので「参鶏湯の美味しいお店知ってる?」と訊ねてみた。パリにも大抵の韓国料理があるけれど、参鶏湯にはいまだ出会っていない。以前、やはり別の韓国女子に訊いたのだけれど「家で作ることが多いなー」と言われてあえなく終了。

参鶏湯は、鶏以外の漢方やもち米が袋入りで売っているので、その気になれば作ることはできる。しかもパリは鶏一羽売りしているので、ヤル気さえあればできる。でも私はそんなヤル気はない。韓国女子Jちゃんは「ハンアリが一番おいしい。あそこはおいしいよ」と教えてくれた。ハンアリ…あ、お店は見たことある。ピラミッド近くのアジア系のお店が集まった場所にある韓国料理屋。

そしてT君と行ってみた。2人とも参鶏湯、そして写真を撮り忘れたけれど、キムチと豚肉を炒めたものも注文。これがすごーく美味しかったので、参鶏湯にも期待が高まる。

こちらが参鶏湯、18ユーロ。パンチャン6皿付き。 ストレートにはっきり言うと、すごく美味しかった!これが出てくるまで、ソウルを離れて以来、一度も参鶏湯を食べていないというT君が「圧力鍋で今から煮るんだろうか」とか「いくつも鍋を並べてもともと煮こんでいるわけじゃないよな」とかいろいろ言っていたのだけど、登場した参鶏湯は、お肉が柔らかくてスープがとろとろで、ちゃんとしっかり、参鶏湯だった。そう、スープが濃厚だった。これはかなり点数が高い。

おばちゃんがお皿を片付けに来た時、T君が韓国語で「本当に美味しかったです」と言うと「本当に?!」と、おばちゃん、笑う。その後も何度も「本当に!?」と言っては笑っていたけれど、きっとそんな感想を言う人いないんだろうな。

でも「本当に」美味しかった。疲れた時、風邪の引きかけの時、あとこれから暑くなって夏バテしたとき、ここはテッパンだな。教えてくれてありがとう、Jちゃん!

「Hang A Ri」(ハンアリ) Rue de Louvois

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