パリでこんなの、食べてます。

2015年末からパリ暮らし。パリで食べるのはフランス料理だけじゃない、あの国この国の味を求めて彷徨う、日々是、パリめしへの道。

シーフードを好きな食べ方で「Mobilis in Mobili」

相変わらず貝が好きで、牡蠣が好きで、海老も好き。T君は海鮮は大好きだけれど「貝と牡蠣と甲殻類にそこまで愛情はない」んだそうで、私もせっかくなら貝類と甲殻類に愛情たっぷりな人と食べに行きたい。で、貝仲間の友人N登場。 ちなみに彼女のパートナーは「貝類と甲殻類は無理すれば食べられる」というくらい、それらに愛情はないらしい。

本当はNが行ってみたいお店があったのだけれど、事前に定休日と分かっていたので別のお店を探すことに。で、以前から前を通っていて気になっていたここに決定。 レアルの近くの「Mobilis in Mobili」。見た目も店内もオシャレなシーフードのお店。この日は天気が悪かったからか空いていたけれど、いつもはテラス席も結構な賑わい。

メニューはこんな感じ。 牡蠣や貝類の盛り合わせもあるし、サイドメニューもいろいろ。え、これ生でいけるの?という貝もあったりして。ロブスターの存在感が目立っているメニューは、ロブスターサンド。最近流行ってんなーロブスターサンド。

素材と調理方法が選べるメニューも。 ほーお!これはいいね!テンション上がるねー!どうしようかー!やっぱりこのテのものは、好みが共通していないとね。でも一応「この貝は生で食べても大丈夫ってことですよね?」とスタッフに確認。「えーとえーと」と悩むスタッフ。残念ながら若いスタッフ、貝についての知識なし。まあ大丈夫でしょう。

まず登場したのが、貝の盛り合わせ(生)。 来た途端、びゅーーーん↑↑とテンションが上がる私たち。 牡蠣は3種類。どれも実、味ともにしっかりしていて、予想以上に美味しい。お供はやっぱり白ワイン、デキャンタで。うれしい、おいしい、幸せ。

生でいけるんですか?と訊いたマテ貝。Nが最初にナイフを入れたら、ナイフに貝殻が食いついてきた、ということは鮮度ぴっちぴち、つまり生きてるー! 「やばい、生きてるー!」とNがナイフを持ち上げたら、貝も持ちあがる…「貝の頸動脈的なところってどこだろう?!」とN。そんなものわかるわけがない、でもこれを食べるには一気にいかないと。で、私が有無を言わさず、サクッと貝の隙間をナイフで開けて、ぱくっと。それを見て、Nもサクっといって「うまい」と納得。このくらいの鮮度じゃないと、美味しくないのかも。で、それを食べながら「白魚の踊り食いってあったよね?」と。韓国でも、なにか踊り食いみたいなのがあったような。

で、箸休めにときどきバゲット。 家では日本式のごはんだけど、こういうものを食べるときは、圧倒的にバゲットが美味しい。なぜだろう?やっぱりこれが食文化ってやつなのかな。

手前がホタテ、こちらは塩コショーの仕立てで。海老はココナツカレーソースで。 海老とカレーソースってテッパンの美味しさ。ソースにバゲットをつけて食べても良し。ホタテはデセールも凝っていて良い感じ。ここにポテトのフリットをつけて、全体のバランス◎。

で、今回。まずNのグルメアプリのポイントが貯まって10€引き、さらにアプリから予約して30%引き。 お会計を見たら、びっくり1人15€。パリでは破格。 貝の盛り合わせ、海老、ホタテ、ポテトのフリット、ワインをデキャンタで… クーポンってすごいと再認。 お店はオシャレだし、美味しいし、元の値段もパリにしては安いと思うし、これはアリ。1点気になることといえば、アルバイトと思しきスタッフがたどたどしすぎること。どう見てもまだ食べている最中のものを、さげていいですか?とかいってくるし。スタッフの対応が…と書いてあった利用者の評価はこれのことだったのかしら。ま、それ以外はよかった。

「Mobilis in Mobili」 94 rue saint denis 75001 Paris

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