大満足のおひとりさま鍋と、真っ赤なスープ「Auciel」
パリに住んでいると、それなりのレストランへ行く機会もあって、もちろんどこも美味しいし写真もたまっているから、早く載せないと記憶が薄れるっていうかもう薄れている。でもそういうところはオシャレな雑誌が素敵に、絶妙な表現で紹介しているので、私はおいおいUPするとして。
友と鍋を食べにレピュブリックへ。本当はアフリカ料理を食べに行くはずが、約束していた日は朝から冷たい風がびゅんびゅん。これは鍋だ!と思い、友に連絡して急遽行き先変更。
「Auciel」中華料理だけどメインは鍋らしい。 先日、たまたまバスを待っていた時に見えたお店。「鍋」という文字が気になり、バス待ちしながら検索したら、火鍋が食べられると。寒くなったら来ようと思っていたら、こんなに早く実現するとは…パリの秋はすっごく短いので、冬はもうすぐそこということか。ちっ。
店内はほぼ中国人客。「10分くらいで席が空くから電話で知らせる」と言われたので、店の人に電話番号を告げて外へ。店頭でメニューを解読しているうちに電話が。 とりあえずビール。友は青島、私はユニコーンマークの見知らぬビール、一応ドラフト。飲んでみたら驚くほど普通のビールの味がした。このおなじみ感、逆にフランスにいると新鮮かも。中国のビールだろうか?
メニューには、いわゆるみんなとシェアするタイプの大きな「鍋」と、1人用の「小鍋」の2タイプあり、テーブルには一人用電気コンロ付き。パリにはこういう「一人鍋用テーブル」のお店が他にもあって、これってフランスがみんなでお鍋をつつく文化じゃないからかなーと予想。そして周りを見ると、みんなみんな「一人用鍋 食べ放題」を選んでいる。
シェアタイプには蟹鍋もあり、どうしようかかなり迷う日本人2人。うーん、食べ放題で元がとれるかは微妙だ… で、結局、普通の「一人鍋」を選び、具をそれぞれ「海鮮」「肉」にして、シェアすることにした。 スープは普通、辛いの、トマト、酸味あり、などからチョイス。寒かったし、風邪の気配もあったので、ここはひとつ「辛いのください」 嘘だろー…唐辛子でスープが見えない… すげー赤い… これって韓国料理ばりの唐辛子率ではないか!大丈夫かわたし?!いけるかわたし?!
赤い紙ナプキンと比べるという謎の行動に出る。 比べたって、赤いもんは赤い。改めて周りを見回したけど、この赤いの頼んでいる人がいなかったので、食べる前から変な汗をかく…
友人のナチュラルという名の普通のスープがピュア過ぎて怖い。 味があるのかしらと言うくらい薄い。いやこれが本来のスープか。
具材はしゃぶしゃぶ方式でいただく。まずは牛肉と豚肉のスライス。 これが2段になっているので結構なボリューム。さすが中華料理。
そして海鮮。海老、イカ、カニカマみたいなのとか。 こちらはちょうどいい量かも?
そして1人1盛りやってくる野菜のカゴ。 肉または海鮮と、この野菜がセットになって1人前。18ユーロくらい。 今回パスした食べ放題は25ユーロくらい。
コンロをオンにして、スープを温めたら… この見た目、ちょっとした地獄。煮えたぎるっていう言葉を作った人は、きっとこういう状態を見て発想を得たに違いない。
各具材をここにしゃぶしゃぶして食べる、文句なく美味しい。そして辛い、当然だこんなに唐辛子が入っているんだから。ただ、韓国で鍛えた舌と胃はダテじゃなく、辛いけど平気なレベルで我ながら、引く。そして味を変えたくなったら、友とそれぞれの鍋に具材を入れて食べる。これはいいかも。周りの人たちもそうやって具材やスープを共有していた。
ところで、どのテーブルも大型ペットボトルでペプシを置いていたのだけど、なんでだろう?そういうものなの?そしてぐいぐいペプシを飲んでいた。あまりにどのテーブルにもあるので持ち込みかと思った。なんだったんだろう?鍋にあうんだろうか?
蟹のいい香りもしたので次回は蟹だなー。やっぱり中華はコスパがいい。
「Auciel」 19Boulevard Saint-Martin
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