おいしさがぎゅっと詰まったベジごはん「IMA」
オーガニック、BIOへの意識が高いフランスでは、一般的な生活の中に、ごく普通にBIOの意識が根付いているように思う。農業大国にあって、食の安全性や自然との共存、持続可能な産業への関心度もずーっと高いし。だから、ベジタリアンやヴィーガンといった食とライフスタイルにこだわりを持つ人が多いのは当然なのかも。
ランチしながら仕事の打ち合わせをしようとお店を選び、提案された「IMA CANTINE」は人気のベジタリアンカフェ。以前はベジタリアン専門というと「味が薄い」とか「全体的に味がぼやっとしてる」とか、ネガティブイメージがあったけれど、これだけベジーな店が増えている状況にあって、そういう店が生き残れるわけがない。
マルタン運河沿いは、いわゆる「こだわりの店」がずらりと並び、行く甲斐も、店の選び甲斐もあるエリアだなといつも思う。 13時に行ったら店内満席。しばらく待ってから、長テーブルの端の方で向かい合わせに着席。 正面の壁は、一面にかわいらしいタイル。先日ポルトでこのタイル「アズレージョ」をたくさん見たので、ちょっとテンションが上がる。(ちなみに向かって左はタイルなしのロフト感のある壁)
カウンターに並ぶのは、サラダやマフィンなど、中にはヴィーガン対応のものも。 こういうディスプレイってことは、お持ち帰り可ってことだな。
席に着く前にちらーっと内容をチェック。 迷う…キヌアたっぷりのサラダもいいけれど、野菜たっぷりのガレットも食べたい…うううー。
単品やあたたかいボウルにも心惹かれつつ、周りを見渡しておいしそうだったサラダの盛り合わせ(大)をチョイス。 これは見るからに、もう大正解の予感しかしない。
すべての味付けがブラボー!!味の物足りなさが一切なく、野菜だけという感じがしないほどの食べごたえ。 それぞれ素材がきちんとしっかり調理されていて、なんとなく同じ味がする…ということがないのもうれしい。おいしいおいしいねーと言いながらもりもり食べ進む。お客さも次々とやって来て、この人気の理由は食べたらわかるなあと実感。
資料を広げて時間を気にせず打ち合わせ…したら、すごく迷惑になることは一目瞭然だったので、食後にカフェへ移動。 それにしてもおいしかった。バナナブレッドもぜひ食べてみたい。ここはわざわざ足を延ばしてくる価値、あり。
「IMA CANTINE」 39 Quai de Valmy,75010 Paris
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