おかわりまでたどり着けるか?餃子食べ放題@Ji Bai He
フランスはパンが、生ハムが、チーズが、ワインが美味しい…けれど、私はそれだけでは暮らせない。パリで暮らしてから分かったけれど、食に関しては思っていた以上にアジア飯派だった。だから家では日本と同じく、和洋折衷の食生活。ときどき手抜きで「ワインとチーズと何か適当なつまみ」みたいな「フランス簡単めし」も登場するけれど、やはりアジア飯は欠かせない。ちなみに、結婚してずーっとヨーロッパで暮らしている友人の中には「お米がなくても全然平気」と言っている人もいるので、それぞれなんだと思う。
そんなときにありがたいのが「中華料理」の存在。どこの国に行っても中華料理はあるし、お店にもよるけれど、日本食や韓国料理に比べればリーズナボー、つまり、しっかりと量があってコスパが高いお店が多い。
さて、そんな中で最近のヒットは「10個3ユーロ」の餃子@Belleville。さすが、中華がひしめきあうエリア。それに味を占めたわけではないけれど、餃子っていいよね、ビールに合うし、エンドレスだよね、なんて友人と話していたら「餃子食べ放題の店があるらしいから行ってみよう」ということに。餃子以外も食べたいし食べ手が欲しいよね、で夫・T君と友人Nちゃんと3人で餃子パラダイスへ行ってみた。
「Ji Bai He」は15区のPort de Versaillesの近く。坂の上にあるので、歩きながら「これはお腹を空かせてこいよっていうメッセージに違いない」と思ってみたりする。 ちなみにNちゃんは貸しチャリのベリブでやって来たので、ついたときの腹ペコ具合がハンパなかった。
うっかり一番客。時間が遅くなって来たらやはり混みだした。お持ち帰りの人も多い。メニューを見たら餃子は1皿10個で5ユーロ。食べ放題は12ユーロ。単純計算で、一人24個食べないと元がとれないということになる。どうする?と2人を見たけれど、ものすごいやる気満々。だよね、そうだよね、だって食べ放題を目当てに来たんだもん。よし、食べるぞー!
青島ビールで乾杯して、スタート。そう、餃子食べ放題にはビール。いや、食べ放題じゃなくても餃子にはビール。 餃子のみでは何かと不便なので、じゃがいもの千切りの冷菜、コリアンダー効きまくりで私は食べられなかった。なんでフランスでは中華だろうが和食(風)だろうが、コリアンダーなんだろう。日本の異様なパクチーブームにも疑問を呈している私には若干、辛い。これが全部シソだったらどんなに幸せだろう~。
蒸し鶏もオーダー。これも中華の定番。 キャベツ炒めもやって来て、ある意味準備万端。ちょこちょこと食べ始めて、胃袋準備体操。どれも安定の味(じゃがいもの冷菜もきっと美味しかったんだと思う)。でもあくまで主役はこれじゃないの、餃子なの。
きたっ!焼き餃子。おぉぉ…と一同、とりあえず感嘆の声を出す。 本域の餃子なので、皮がもちもちしている分、こんもりして見える。数えたら24個あったので、最初はお値段分が登場するらしい。
焼き餃子と水餃子の両方を頼んだので、次に水餃子がどどっとやって来た 水餃子は2皿、合わせて48個。すごいボリューム、見ただけでお腹いっぱ…いやいや、じっくりいただこうじゃないの。
メニューを見たら、餃子の具の種類はいろいろあるらしい。でも、食べ放題の具は選べない。食べてみた結果、具は2種類と判明。1つはこれまたコリアンダー入り肉餃子。もう1つも肉餃子でこれにはコーンが入っていて、少し味が違ったけれど、その違いがよくわからず。
もちもち皮の餃子は焼き餃子も水餃子も美味しいのだけれど、最初に一気に来てしまうので、特に水餃子は時間が経つにつれてちょっと固くなってきてしまう。何度「チンしてもらえますか?」と言おうとしたことか。出来立てをガーっと行きたかったのに、そのスピード感がないことを呪う私たち。美味しい、でもどんどん食べられない、この皮が薄かったらいけたのに…アツアツならいけたのに…と、大人は言い訳が増えてくる(涙)。
結局、永遠の体育会系T君をもってしてもおかわりまで到達できず、3個残ってしまった、悔しい、ものすごく悔しい。周りを見たら、殆どの人が食べ放題を頼んでいて、1皿は平らげていたけれど、お代わりする人はいなかったかも。
普通に10個ずつオーダーすればアツアツがくるし、次回は食べ放題じゃなくても、、でも、倒れそうなほどお腹が空いていて、副菜がなければいけるのかもしれない。いや、そういうことじゃないか。でも食べ放題ってそういう精神よね、と言いながら餃子パラダイス1回目、一応「引き分け、ちょっと負け」で終了。
「Ji Bai He」 108 rue Olivier de Serres,75015 Paris
ランキングに参加中、クリックいただけると嬉しいです
パリランキング
パリ生活本編は「パリ市民への道」へameblo.jp