焼きシイタケとマテ貝で。「Freddy's」
週末に友人と飲むことに。どのメニューも美味しい店がある!と友がURLを送ってくれたので見てみたら、確かに、どれも美味しそう。そのGoogle MapにUPされている写真の「肉」の写り方が素晴らしく、スマホ写真の技術の向上をこのタイミングで実感する。私ったらなんといまさら。 そして、シイタケのグリエがあまりに日本ぽいので、なんどもその写真をじろじろ見ていたら、友人いわく「料理を作っている人は絶対日本人だと思う」。期待度、さらにアップ。
19時についたら既に大賑わいだった「Freddy's」。 予約をとらないそうで、さらに人気店ということで、並ぶこともザラらしい。
店内はほぼカウンター席。 バールの趣なのでそんなに長時間滞在ではないのだろうな、とイメージ。こういう作りなのでおひとりさまもいて、横にいた男性は賑々しい中でワイン、つまみの皿、本というスタイル。
店の奥の真ん中にカウンターに囲まれた厨房と、テーブル席が1つ。 あ、この中にいる人はもしやジャポネーズではなかろうか? とにかく混んでいるので、中の人たちも忙しそう。ホールの人たちも忙しそう。
私たちは壁に向かったカウンター席。目線に並ぶスパイスの瓶をしばし眺める… これ、飾りかな。いや、使っているやつっぽいな。
そして背後には中洲になっている厨房があり、そのカウンターにてまずはビールで乾杯。 ちなみにこの席はとても落ち着く上に、壁側と厨房側の両方のカウンターが使えて良いのだけど、ホールの人からの「死角」になってしまうという悲劇と隣り合わせ。
特にこういう混みあっている店だと、ホールスタッフがこちらに来るタイミングを外さないよう、「オーダーしたいんですよ」感を丸出しにしてアピらなくてはないけないというハンデあり。 で、黒板からメニューをチョイス。ちょいちょい日本語が入っているのでやはり日本人が関わっているのかな。気になるメニューがたくさんあって、悩みまくる。
まずは来る前から気になっていたシイタケ。 うまい!しょう油か?この味はしょう油なのか?そしてわけぎ的なものがちらしてある。ジューっとよく焼いてあるけれど、ジューシー。もう一皿いけるくらいうまい。
大好きなマテ貝。ちなみにマテ貝はフランス語で「Couteau」クトー。 すっごくうまい!バジルバター(多分)がちょうどよく、焼き加減も絶妙。するっと身をとってぱくっといく。貝好きにはたまらないけれど、あまり貝に興味がない人も、ワインのアテにぜひ。これももう一皿いける。
ここで赤ワインを。オーダーするのに全力で「頼みたいんですー」をアピったが、忙しそうでなかなか気づいてもらえない。まあ仕方ない。 死角で損ばかりではなく、料理はこの中州のカウンターから出てくるので、私たちは直接受け取れるという利点アリ。
肉登場。実は赤ワイン待ちだったのだけれど、我慢できずワインの前にぱくっと。 うまい、しつこいようだけど、うまい。焼き加減も塩加減もちょうどいい。そしてこれが、どれもとても美味しいのだけれど、アテとしての成立度が高いことがすごい。ごはんのおかずでもいけるのだろうけれど、アルコールありきで確立されている気がする。
タタキという名前で登場のこの日の魚、なんだったかな。 厚めというか大きめにカットした切り身を霜降りで。肉厚のはごたえがたまらない。こんなふうに分厚い状態で霜降り(たたき)にして食べるんだなあ。生魚万歳。
そして1軒目の〆にカリフラワーのリゾット。 ベジタリアンメニューだそうで、カリフラワーとお米と、なんだろう、何かのぷりっとした穀物がとても美味しい。もう美味しいとか美味いとか連発だけれど、本当に美味しいときって、それでいいと思う。
友曰く、豚肉料理も美味しいんだそうな。これならツナのタルタルもきっとイケているに違いない。そしてどのお皿も10ユーロ以下なので、いろいろシェアしてつまむのにとても良い。 左岸にいいお店を教えてもらった、また行こう。
「Freddy’s」 54 rue de seine,75006 Paris
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