パリでこんなの、食べてます。

2015年末からパリ暮らし。パリで食べるのはフランス料理だけじゃない、あの国この国の味を求めて彷徨う、日々是、パリめしへの道。

地元の人に愛されるビストロ「L'ebauchoir」

パリ在住4年目ともなると、駐在仲間はどんどん本帰国(または他国へスライド)。ソウルの頃にも経験したけれど、パリの方が駐在期間が短い人が多いせいか、駐在や駐在帯同で来ている方と知り合っても、あっという間にサヨナラという気がする。

ついに先日、フラ語のクラスメイトの6人目の帰国が決まった。残ったのは私とCさんだけ…というのはさておき、Kさんと送別ランチすることに。いくつか候補をあげて選んでもらった。

ビストロ「L'ebauchoir」レボショワール。私は三度目の訪問。パリへ来てまだ日が浅い頃、今年の1月、そして今回。実は1月の再訪の際、3年前に来たことを忘れていた…という、記憶力低すぎの私。というか、土地勘も全然なかった3年前、しかもランチだったので、1月の夜の真っ暗な中ではもはや別の店(そうか?)。でも後から思い出したから、良しとする(そうか?)。

Kさんも以前「L'ebauchoir」に来たことがあったそうで、最後にもう一度ということだった。こちらのお店、地元の人がランチにどっと押し寄せる。ランチメニューが2種類あって、13~15ユーロのカジュアルなランチコースが大人気。 今回、私たちは送別ランチだったので、もう1つ上のコースにしたけれど、メニュー内容が変わるのでこれは好みで。

Cさんがチョイスした前菜は、ウサギのテリーヌ。 ウサギはテリーヌやリエットで何度か食べたことがあって、自分からは選ばないけれど、いただくとイケていたりする。このテリーヌも野菜がぎゅっと詰まっていて、添えられたピクルスの刻んだものにも良く合って、美味しかった。

私とKさんはビーツを。 これ、ソテーしてあったのか、なんというか前菜としての成立度が高かった。ソースと絡めるとこうなるのかビーツよ…

このお店はなんとなくお肉がおいしいという印象があって、メニューを前に悩んだ結果、豚肉のソテーを。 肉質がしっとりとした焼き上がり。いい意味で、気取らずパクパク食べられる、いかにもビストロ料理という感じ。複雑な味わいじゃなくて、ストレートにおいしい。バゲットをソースを付けてついついたくさんいただいてしまった。お肉もあっというまにペロリ。

こちらはCさんの羊肉のソテー。 ちょっといただいたら、全然臭みがなくてびっくり!柔らかいし、これは美味い。次回はここで羊肉チョイスもありだなー。

Kさんのデザート、なんだったかな…メレンゲとフルーツと… 私はオレンジのジュレがかかったチーズケーキ。甘すぎず、豚肉の後にちょうどいいさっぱりした後味。

今回は12時半に予約していて、13時には一気に人が押し寄せて満席。多分、13時から集まる地元の人達は予約せずさっときて食べて帰るので、ピークを外せば予約なしでもいけそう。この辺りは美味しいお店が多いエリアなので、ますます注目。

「L'ebauchoir」 43 rue de Citeaux, 75012 Paris

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